Q

亜塩素酸水とはなんですか?

A

亜塩素酸水は亜塩素酸ナトリウムを主成分とする除菌用の水溶液で、次亜塩素酸水とは異なる性質を持つ除菌剤です。

主な特徴として…
・次亜塩素酸や塩素ガスを含まないため安全性が高い
・強い酸化力があり、ウイルス・細菌・カビ・臭気成分を抑制
・安定性が高く、長期間の保存が可能
・塩素臭が少なく、刺激が非常に少ない

亜塩素酸水は、人や動物のいる環境でも使用できるやさしい除菌剤として注目されています。

Q

なぜクロラス酸/クロラス酸水と呼ぶのですか?

A

「クロラス酸水」という呼び方は、亜塩素酸水の主成分である亜塩素酸(HClO₂)=chlorous acidの英語名に由来しています。 あえて「亜塩素酸水」ではなく「クロラス酸水」と呼ぶことで、よく似た名前の「次亜塩素酸(HClO)」と区別しやすくする意図があります。

Q

クロラス除菌ウォーターは安全ですか?

A

はい、適切な濃度・使用方法を守れば非常に安全性の高い除菌剤です。
第三者機関による安全性試験で問題がないことが確認されており、医療・介護・保育などの現場でも採用が進んでいます。

Q

亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムは何が違うのですか?

A

名前が似ていますが、成分・作用・安全性が大きく異なります。
亜塩素酸水は、次亜塩素酸水や次亜塩素酸ナトリウムとは異なり、即効性はありませんが、効果がゆっくり長く続くのが特長です。反応が穏やかで選択的に効くため、有機物(汚れ)が多い場所でも安定して効果を発揮します。耐熱性菌や薬剤耐性菌、カビ・酵母などの真菌、さらにはノンエンベロープウイルスなどにも有効です。また、使用時の調整や専用機器が不要で、誰でも手軽に使えるのも大きなメリットです。

Q

どのような菌やウイルスに効果がありますか?

A

幅広い微生物に対して除菌・抑制効果が確認されています。以下のような菌やウイルスに有効です。

・インフルエンザ
・ノロウイルス
・新型コロナウイルス
・黄色ブドウ球菌
・大腸菌
・サルモネラ菌
・カビ菌(黒カビなど)

これらの菌・ウイルスに対し、クロラス酸水の酸化力により、タンパク質や脂質を破壊・変性させて不活性化することが報告されています。

Q

布製品にも使用できますか?

A

はい、布製品にもお使いいただけます。
衣類・カーテン・ソファ・寝具・ぬいぐるみなど、日常的に触れる布製品にも安心してお使いいただけます。
※変色やシミが心配な素材は、目立たない部分で試してからご使用ください。
※スプレー後は自然乾燥させてください。
※香りは残らず、消臭・除菌効果だけ得られます。

Q

誤って目や口に入ってしまった場合はどうすれば良いですか?

A

以下の対応をおすすめします。

・目に入った場合
→すぐに流水で十分に洗い流してください。違和感や痛みが続く場合は、念のため眼科を受診してください。

・口に入った・誤飲した場合
→すぐに吐き出し、うがいをしてください。大量に誤飲した場合や、体調に異変がある場合は、医師の診察を受けてください。

Q

消臭効果はありますか?

A

はい、高い消臭効果があります。
クロラス除菌ウォーターは、空気注や物質表面に含まれるニオイの原因物質(アンモニア、硫化水素、トリメリルアミンなど)を酸化分解する作用があり、ニオイそのものを元から除去します。

Q

どのくらいの期間持ちますか?

A

未開封で約3年、開封後は1年を目安にご使用ください。
高温・直射日光下では分解が早まるため、必ず冷暗所で保管してください。

Q

赤ちゃん用品やペット用品に使用しても大丈夫ですか?

A

はい、安心してご使用いただけます。
強い刺激や漂白性がなく、皮膚や粘膜への影響も少ないため、赤ちゃんやペットがいる環境で使用するものにも適しています。

Q

使用できない場所や素材はありますか?

A

はい、一部の素材や環境では使用を避けた方がよい場合があります。
使用を避けた方がよい場所・素材

・精密機器・電子機器の内部や端子部分
→水分が入り込むと故障の原因になります。

・鉄・銅などの酸に弱い金属素材(長時間放置)
→腐食の恐れがあるため、使用後は乾拭きしてください。

・革製品(本革)や水に弱い素材
→変色や風合いの変化の可能性があります。

・特殊塗装の家具・製品
→表面仕上げによっては劣化の可能性があります。

Q

使わなくなったクロラス除菌ウォーターはどうやって処分すればいいですか?

A

家庭用排水としてそのまま流して処分できます。
空になった容器は、自治体のルールに従って処分してください。
※他の薬剤と絶対に混ぜないでください。思わぬ化学反応の原因になります。
※変色・異臭がある場合でも、特別な処理は不要です。