空気を、正しいあり方へ戻す。
それが私たちプルガティオの原点です。

2020年、世界を襲ったパンデミックによって、
私たちは「空気の質」と本気で向き合うことになりました。
除菌、抗菌、殺菌──あらゆる“清潔”が叫ばれる中で、
私たちは立ち止まり、ひとつの問いに向き合いました。

本当に必要なのは、ウイルスを排除することだけなのか？
人もウイルスも、同じ空間に存在しているこの世界で、
“空気の質”そのものを整えるという発想こそが、
これからのスタンダードになるべきではないか？

そう考えた私たちがたどり着いた答えは、
「薬剤に頼らず、水だけでウイルスを減少させる」という、
誰も挑戦してこなかった技術でした。

moyaの技術は、
決してスマートな開発から始まったわけではありません。
試作機は、社内の一角にある作業スペースで、
工具片手にパーツを加工し、
配線を手で繋ぐところから始まりました。
世の中にないものを自分たちの手でつくる。
効率より可能性を求め、泥臭いプロセスを
何度も繰り返しながら、
ようやく辿り着いたのがこの技術です。

moyaに搭載された独自構造の霧化ユニットで、
水道水を専用カートリッジで高純度の純水へとろ過し、
それをとても微細なのウルトラマイクロミストへと変換。

この微細なミストは空気中に素早く拡散され、
空間にとどまりながら、ウイルスへアプローチします。
薬剤を使わないから、空気に余計な負担をかけず、
赤ちゃんやペットがいる空間でも安心して使える。

これまでの加湿器とは異なる、この空気ケアの仕組みを、
私たちは「ウイルスリダクションシステム」と名付けました。

その有効性は、
大手建設会社・安藤ハザマ技術研究所との
共同研究によって科学的に実証されています。

私たちは“排除の思想”ではなく、
自然のしくみを活かした“浄化”
という考え方を大切にしています。
だからこそ、社名にはラテン語で
「浄化する・きれいにする」を意味する
PURGATIO（プルガティオ） を選びました。

ウイルスも、細菌も、真菌も、自然の一部。
人間だけが生きる空間を目指すのではなく、
本来のバランスを整えること。
それが、空気を「正しいあり方へ戻す」という、
私たちの思想です。

そしてその思想をかたちにしたのが moya です。
霧（もや）のように広がり、空間を満たし、
空気を静かに整えてくれる存在。

見た目も、使い方も、徹底的にシンプルに。
moyaは、除菌剤でも、加湿器でもありません。
これは、新しい空気の“インフラ”です。
あなたの毎日にあたりまえのように寄り添い、
目には見えない快適さを、静かに届ける存在でありたいと、
私たちは考えています。

空気の質を整える、新しい習慣を。
私たちは、未来の空気をつくっています。